2025年11月28日第1947号
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【2025年11月28日 第1947号】
2025年11月28日 第1947号 抜粋
日中対立がトランプ氏への従属を増幅
脇 正太郎
「存立危機事態」発言による日中両国の対立を収拾する意思と能力が高市早苗首相にはないと判断したのだろう。習近平国家主席は電話会談でトランプ大統領の取り込みを図り、トランプ氏は高市氏を援護する気配を見せずに、習氏との良好な関係を誇示。高市氏に残されたのは、トランプ氏へのさらなる従属だ。
中国側が接触を拒んでいたとはいえ、高市氏にとって主要20カ国・地域首脳会議(G20)は李強首相と接触する絶好の機会だった。しかし、会議に遅刻し、夕食会も欠席した。先のトランプ大統領との会談と同様の媚を強いられては、右派勢力の支持を失うと考えたのか。
この結果、習氏は頭越しにトランプ氏と会談。台湾問題への理解を求めた。トランプ氏は高市氏を弁護しなかった。この後、トランプ氏は高市氏に電話。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば「台湾をめぐる発言の語調を和らげるよう助言した」という。トランプ氏は自らの存在の大きさを思い知らせた。防衛費の大幅な増額、関税・貿易などでのさらなる譲歩――。国益を損ねても、高市氏はトランプ氏の無理難題を拒めないだろう。
(わき・しょうたろう)時事通信社を経て、朝日新聞OB。
デスクからの一言
「習近平・トランプ」「トランプ・高市」の電話リレー会談があった前日の24日、中国山東省威海市沖の劉光島周辺の黄海上で、中国海事局の警備隊が実弾射撃訓練を実施したという。威海湾を守るように浮かぶ劉光島は130年前の1895年2月、「威海衛」を拠点とする清国の北洋艦隊を日本の陸海両軍によって壊滅し、日清戦争(中国では甲午戦争)が終結した場所である。1895年4月の「下関条約」によって、清は台湾の割譲と2億両の賠償金の支払いに応じた。2018年春の全人代で主席任期を無制限とし、「習終身体制」を築いた習主席がその年の6月、劉光島を訪ね、記念碑を立てた。そこには「13億人の中国人は奮起して立たねばならない 習近平」と赤字で大きく刻まれているという。高市首相の「台湾発言」に激怒する習主席、中国の怒りの「原点」を象徴するものだ。トランプ氏から伝えられた「習氏の怒り」に、高市氏は恐れおののいたことだろう。(今西 光男)
このたび、メディアウオッチ100から「志高く WORK HARDで がんばらなあかん」玉井義臣 ― あしなが運動のすべてを語る が2012年9月10日(月)に出版されました。連載中から大反響のあった「あしなが運動半世紀の真相を語る」と題した連載記事を大幅に加筆した上に、東日本大震災の発生直後から動き出し、これまでに遺児2058人に各200万円、総計約41億円を送った救済活動や、これからの運動の重点にしているアフリカのエイズ遺児たちの救済活動への展望などを長時間のインタビューで存分に、語ってもらいました。本誌初出版です。詳しくは「出版物紹介」ページをご覧ください!

連合初代会長
山岸 章 氏
いまだから語る・政権交代の真相と現実
2012年5年30日リリース

日銀理事OB
緒方 四十郎 氏
日本は今こそ経済再生にチャレンジを
2012年4年23日リリース

あしなが育英会会長
玉井 義臣 氏
あしなが運動半世紀の真相を語る
2012年4年30日リリース

社会運動家・社会運動研究家
渡部 富哉 氏
白鳥事件は冤罪ではなかった!
2012年3年16日リリース

憲法学者
杉原 泰雄 氏
危機の今こそ『憲法』を読み直そう
2012年2年15日リリース

財団法人・日本サッカー協会会長
小倉 純二 氏
2015年の時点で日本代表チームの世界トップ10入りを目指す!
2012年1年30日リリース

元公明党委員長
矢野 絢也 氏
中央政界を45年間、見続けて
2011年12年14日リリース

産経新聞OB・帝京大学名誉教授
福井 惇 氏
昭和の事件記者が吼える「記事は足で書け!」
2011年10年28日リリース

元内閣官房長官・大蔵大臣
武村 正義 氏
今こそ新たな政治改革を実行する時だ
2011年9年9日リリース

元内閣官房長官・自民党幹事長
野中 広務 氏
混迷の時代を斬る
2011年8年24日リリース

劇作家
山崎 正和 氏
新聞は責任感ある第4の権力であり続けてほしい
2011年7年18日リリース

ジャーナリスト
本多 勝一 氏
私のメディア論
2011年6年29日リリース
●新聞・テレビ・ネットで伝えられない情報を週3回発信
●新聞各紙OB や学者、弁護士、企業トップら同人186 人が執筆
●東日本大震災直前の2011 年3 月から発信、1400 号を突破!
●特別インタビューで秘話を掲載(本多勝一氏、山崎正和氏、野中広務氏、武村正義氏、福井惇氏、矢野絢也氏、小倉純二氏、杉原泰雄氏、渡部富哉氏、玉井義臣氏、緒方四十郎氏、山岸章氏)
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