2025年11月24日第1946号
ニュースチェック
- ・ウクライナ和平提案:イタリアの見方(磯村 順二郎)
- ・こたつ開きと原発 (錦織 正文)
- ・中国との緊張を高めるのが狙いか (脇 正太郎)
- ・曲がり角に立つ「ファクトチェック」 (天野 勝文)
- ・物価高対策がインフレを加速する (脇 正太郎)
- ・高市首相は「日中関係の基本」を理解していない(井上 協)
ウォッチ
- ・外堀は埋まった――ゼレンスキー政権と欧米対立(下斗米 伸夫)
- ・「高市答弁」をめぐり中国国家安全部の不穏な動き(鈴木 英司)
駆け込み雑記帳
- 脇 正太郎/錦織 正文/磯村 順二郎/井上 協

【2025年11月24日 第1946号】
2025年11月24日 第1946号 抜粋
ウクライナ和平提案:イタリアの見方
磯村 順二郎
中国および外交専門家であるイタリア人のフランチェスコ・シスチは、ウィトコフ提案に、欧州の立場から、当然ながら否定的である。https://formiche.net/2025/11/witkoff-e-il-futuro-delleuropa-e-dellamerica-lanalisi-di-sisci/#btmcnt
ウクライナ戦争に関し、「もしトランプが本当に合意に署名するならば、米国がウクライナ援助を終わらせるなら、トランプは欧州をロシアか将来の反米ヒトラーに渡すことになるだろう。これまでの米国は短期間で終わるだろうし、トランプ自身も大きなリスクを負うことになるだろう。なぜなら、ヨーロッパ人は米国から完全に独立した防衛を展開し、ローマ軍団なしで戦った蛮族部隊のような状況になり、最終的にローマを略奪するからだ」と指摘する。
また、長年、中国に暮らし、中国人の妻を持つ彼は、「中国もウクライナ和平を望んでいない。北京は注目の的になることを望んでいない。ウクライナ戦争が続く限り、世界の関心は中国からそらされている。戦争が終われば、皆の注目が中国に戻る」と指摘する。
(いそむら・じゅんじろう)米ハドソン研究所シニア・フェロー。
デスクからの一言
1960年代後半、「ザ・フォーク・クルセダーズ」のヒット曲「帰って来たヨッパライ」を作詞した松山猛さんの「語る―人生の贈りもの―」(朝日文化面連載中)が面白い。6回目の24日付は加藤登紀子さんもカバーした「イムジン河」。38度線を東西に流れる。朝鮮分断の悲しみをうたった「朝鮮民謡」と思われていた、この曲を日本に紹介、作詞したのが松山氏で、アレンジして完成させたのが加藤和彦さんだったことを知った。反政府運動が激しかった韓国では、「イムジン河」は「北朝鮮賛美の曲」であるとして、ソウルでは歌うことも禁止されていた。京都・今熊野生まれの松山さんは近所に住む朝鮮人の友達から教えられたという。北朝鮮の流行歌は日本の旋律と音域とよく似ている。「演歌」の源流は朝鮮半島かも知れない。そういえば、演歌の大物歌手も作曲家も朝鮮半島にゆかりの人が多い。(今西 光男)
このたび、メディアウオッチ100から「志高く WORK HARDで がんばらなあかん」玉井義臣 ― あしなが運動のすべてを語る が2012年9月10日(月)に出版されました。連載中から大反響のあった「あしなが運動半世紀の真相を語る」と題した連載記事を大幅に加筆した上に、東日本大震災の発生直後から動き出し、これまでに遺児2058人に各200万円、総計約41億円を送った救済活動や、これからの運動の重点にしているアフリカのエイズ遺児たちの救済活動への展望などを長時間のインタビューで存分に、語ってもらいました。本誌初出版です。詳しくは「出版物紹介」ページをご覧ください!

連合初代会長
山岸 章 氏
いまだから語る・政権交代の真相と現実
2012年5年30日リリース

日銀理事OB
緒方 四十郎 氏
日本は今こそ経済再生にチャレンジを
2012年4年23日リリース

あしなが育英会会長
玉井 義臣 氏
あしなが運動半世紀の真相を語る
2012年4年30日リリース

社会運動家・社会運動研究家
渡部 富哉 氏
白鳥事件は冤罪ではなかった!
2012年3年16日リリース

憲法学者
杉原 泰雄 氏
危機の今こそ『憲法』を読み直そう
2012年2年15日リリース

財団法人・日本サッカー協会会長
小倉 純二 氏
2015年の時点で日本代表チームの世界トップ10入りを目指す!
2012年1年30日リリース

元公明党委員長
矢野 絢也 氏
中央政界を45年間、見続けて
2011年12年14日リリース

産経新聞OB・帝京大学名誉教授
福井 惇 氏
昭和の事件記者が吼える「記事は足で書け!」
2011年10年28日リリース

元内閣官房長官・大蔵大臣
武村 正義 氏
今こそ新たな政治改革を実行する時だ
2011年9年9日リリース

元内閣官房長官・自民党幹事長
野中 広務 氏
混迷の時代を斬る
2011年8年24日リリース

劇作家
山崎 正和 氏
新聞は責任感ある第4の権力であり続けてほしい
2011年7年18日リリース

ジャーナリスト
本多 勝一 氏
私のメディア論
2011年6年29日リリース
●新聞・テレビ・ネットで伝えられない情報を週3回発信
●新聞各紙OB や学者、弁護士、企業トップら同人186 人が執筆
●東日本大震災直前の2011 年3 月から発信、1400 号を突破!
●特別インタビューで秘話を掲載(本多勝一氏、山崎正和氏、野中広務氏、武村正義氏、福井惇氏、矢野絢也氏、小倉純二氏、杉原泰雄氏、渡部富哉氏、玉井義臣氏、緒方四十郎氏、山岸章氏)
詳細はメディアウオッチ100とは?ページをご参照ください。
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