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2025年2月10日第1868号

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【2025年2月10日 第1868号】

ニュースチェック

2025年2月10日 第1868号 抜粋

日米首脳会談での高尾効果

     磯村 順二郎
 今月3日付の本紙で、石破茂首相とドナルド・トランプ大統領の首脳会談について、「ダンスが踊れるか?」と書いたが、7日(現地)の日米首脳会談は予想外に上々の出来栄えだった。この中で、「通訳の高尾直氏に期待したい」とも書いたが、今回の首脳会談では、高尾効果が大いに発揮されたようだ。
 トランプ大統領は、会談冒頭に高尾氏の顔を見るなり、「こいつは、グッドガイなんだ」と同氏を日本側に紹介した。石破首相をはじめ、緊張し凝り固まっている日本側をリラックスさせたようだ。かつて、安倍晋三首相(当時)の通訳だった高尾氏の存在が、トランプ大統領を優しい気持ちにさせる効果もあったようだ。
 同大統領は、当時、高尾氏を「ジュニア・プライムミニスター」と呼んで信頼していた。高尾氏の顔を見て安倍首相を思い出し、冒頭から信頼感と優しさを持って会談に臨むことができたのだろう。高尾効果は絶大だった。
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 (いそむら・じゅんじろう)米ハドソン研究所シニア・フェロー。
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デスクからの一言
 フジテレビ問題で社外取締役の面々がいかにも公正中立、正義の味方のように振舞っているのに違和感を持つ。昨年の親会社「フジ・メディアHD」株式総会資料にある「選任理由」を見ると、「映画・演劇事業上場会社代表取締役として、メディア事業に関する高い専門性を有す」(東宝・島谷能成)、「新聞事業会社元代表取締役として…」(産経・熊坂隆光)、「ラジオ事業会社代表取締役として…」(文化放送・斎藤清人)、「総務省情報流通行政局長、総務審議官、内閣広報官を歴任し、放送、情報通信などの関する専門的な知識と豊富な経験を有している。その豊富な経験・知見等を当社の経営にいかしていただき…」(吉田真貴子)とある。同時に取締役に再任された日枝久氏は「当社および中核会社の取締役相談役として、経営全般に対する助言など適切な役割を果たしている。…今後もさらなる貢献が期待される」とある。こりゃ、日枝氏だけでなく全員が退陣しなければ収まらない。(今西 光男)

出版物のご紹介

このたび、メディアウオッチ100から「志高く WORK HARDで がんばらなあかん」玉井義臣 ― あしなが運動のすべてを語る が2012年9月10日(月)に出版されました。連載中から大反響のあった「あしなが運動半世紀の真相を語る」と題した連載記事を大幅に加筆した上に、東日本大震災の発生直後から動き出し、これまでに遺児2058人に各200万円、総計約41億円を送った救済活動や、これからの運動の重点にしているアフリカのエイズ遺児たちの救済活動への展望などを長時間のインタビューで存分に、語ってもらいました。本誌初出版です。詳しくは「出版物紹介」ページをご覧ください!

特別インタビュー

山岸 章 氏

連合初代会長

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いまだから語る・政権交代の真相と現実

2012年5年30日リリース

緒方 四十郎 氏

日銀理事OB

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日本は今こそ経済再生にチャレンジを

2012年4年23日リリース

玉井 義臣 氏

あしなが育英会会長

玉井 義臣 氏

あしなが運動半世紀の真相を語る

2012年4年30日リリース

渡部 富哉 氏

社会運動家・社会運動研究家

渡部 富哉 氏

白鳥事件は冤罪ではなかった!

2012年3年16日リリース

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憲法学者

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危機の今こそ『憲法』を読み直そう

2012年2年15日リリース

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財団法人・日本サッカー協会会長

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2015年の時点で日本代表チームの世界トップ10入りを目指す!

2012年1年30日リリース

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2011年12年14日リリース

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産経新聞OB・帝京大学名誉教授

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昭和の事件記者が吼える「記事は足で書け!」

2011年10年28日リリース

武村 正義 氏

元内閣官房長官・大蔵大臣

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今こそ新たな政治改革を実行する時だ

2011年9年9日リリース

野中 広務 氏

元内閣官房長官・自民党幹事長

野中 広務 氏

混迷の時代を斬る

2011年8年24日リリース

山崎 正和 氏

劇作家

山崎 正和 氏

新聞は責任感ある第4の権力であり続けてほしい

2011年7年18日リリース

本多 勝一 氏

ジャーナリスト

本多 勝一 氏

私のメディア論

2011年6年29日リリース

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●新聞・テレビ・ネットで伝えられない情報を週3回発信
●新聞各紙OB や学者、弁護士、企業トップら同人186 人が執筆
●東日本大震災直前の2011 年3 月から発信、1400 号を突破!
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